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2017/11/20

銀行・会社が各々の長所を発揮し、業務協力の拡大を

 紅葉が進み冬の気配が強くなってきた11月20日、三井住友銀行東京中央法人営業一部平野裕一部長と中国本部の企業銀行二部呉堅栄部長一行が弊社の主要株主を訪問しました。  午前中は、弊社上海事務処首席代表邵建樑の同行により、三井住友代表団はまず上海市金山区漕涇の上海化学工業区発展有限公司を訪問し、孫建国副総経理等化工区幹部の歓迎を受けました。化工区発展公司は1996年に資本金900万元で設立され、投資構造の再編成を経て、20年以上にわたり、ユーティリティーサービス・物流・環境安全・管理サービスが一体となった現代的な石油化学工業産業基地として発展してきました。工業区の管理面積は36平方キロメートルで、五十以上の国際企業と国有の大型石化企業が進出しています。平野部長一行は孫副総経理から説明を受け、車で工業区内を一通り見学して称賛し、銀行が仲介役となってより多くの日本のファインケミカル産業を化工区に繋ぎたいとの意を表しました。  午後、三井住友銀行代表団は上海工業投資(集団)有限公司を訪れ、集団の主要幹部である邱平総裁と張国栄副総裁からの歓待を受けました。邱総裁は代表団に工業投資集団の主業務や発展過程・資産状況について説明し、三井住友銀行のルートで技術力のある消費財メーカーを紹介して中国市場に繋げてほしいと希望しました。これに対し、平野部長は工業投資集団との業務協力のために、適時日本で組織投資商談等の活動をしたいと述べました。  また、三井住友銀行一行は弊社の全額出資子会社である上海国際商務有限公司にも来社し、弊社社長孟銀發と平野部長は上海での会合を喜び合いました。話し合いの中で、国内外を連携させる上海国際の経営モデルについて社長孟が説明するのを平野部長は非常に興味深そうに聞き、近年の両社の業務協力について楽しく振り返りました。  夜、三井住友銀行代表団は上実集団を訪問しました。集団の執行董事兼副総裁兼財務総監の徐波氏が代表団に会いました。徐副総裁は平野部長に対し、日中国交正常化45周年・日中平和友好条約締結40周年にあたって、上海国際と三井住友銀行が関連の祝賀活動を共同開催したことについて大いに称賛しました。徐副総裁はまた、自分達海外企業が日中友好のために積極的に貢献するべきであるとも話しました。平野部長は感慨深く、今回の上海訪問は上海国際の手配によって親会社のトップと会うことができ、三井住友銀行の業務開拓の機会を得られたことを心から感謝していると述べ、また、株主の上海国際への期待は、銀行が上海国際をサポートする原動力ともなるので、今後もこれまで通り、上海国際がより高い業績を上げて株主に報いることができるように努力しようとも述べました。

 この話し合いで双方は差し当たり、平野部長の手配で来春香港において、上実集団傘下企業と三井住友銀行の上海・東京・香港三地域の関係各所との全方位的業務協力の議題について討議し、より広く範囲とより高い次元で銀行・企業間の協力進展を狙う旨合意しました。